[Maya プラグイン] Charcoal Editor の紹介
Mayaの拡張スクリプトエディタ CharcoalEditor の紹介です。
Charcoal Editor Overview from Chris Zurbrigg on Vimeo.
Mayaツール開発の際にクラッシュした時のスクリプトを保護する為に外部ツールからスクリプトを実行する事があるかと思います。
しかし、出力結果はMayaで見なければいけなかったり、あっちこっちとツールを行き来するのは面倒…
Maya内でサクッと作ってしまいたいという方にCharcoal Editorがおススメです。
以前MayaとAtom連携の記事を書きましたが、実はスクリプトの管理にしか使ってなかったりします。
Pythonしか送信できないですしね…
(ぶっちゃけAtomは背景画像表示してるから書きにくい…)
特徴
このエディタの特に優れている点は実行時に自動保存してくれる事です。
ループなんてもう怖くない!!
また、インデントエラーを検出して行番号にアイコンを表示してくれたり、スクリプト画面を2画面に分割出来たりと便利な機能が盛りだくさんなプラグインです。
機能の比較
google先生にお願いして比較表を日本語化しました。(ドヤッ
CharcoalEditor | MayaScriptEditor | |
---|---|---|
一般 | ||
マルチドキュメント(タブインターフェース) | ||
スクリプトの実行 | ||
選択されたコードの実行 | ||
単一行実行 | ||
実行時に自動保存 | ||
実行時にコードを削除しない | ||
構文ハイライト | ||
出力ウィンドウの構文ハイライト | ||
画面分割編集 | ||
可動タブ | ||
ドキュメントの編集 | ||
ファイルの名前変更 | ||
スクリプティング | ||
スマートインデント | ||
マルチレベルの元に戻す/やり直す | ||
コマンドのドキュメント | ||
MELオートコンプリート | ||
Pythonオートコンプリート | 限定* | |
マッチングの強調表示 | ||
マッチング中括弧の強調表示 | ||
高度な検索と置換 | ||
隠し文字を表示する(タブとスペース) | ||
タブをスペースに変換する | ||
スクリプトを保存する | ||
シェルフにドラッグ&ドロップスクリプト | ||
ウィンドウとビュー | ||
タブ付きコードエディタ | ||
出力(履歴)ウィンドウ | ||
クイックヘルプ | サイズ変更不可 | |
プロジェクトビュー | ||
コード概要 | ||
オープンバッファ | ||
ドキュメントを開く | ||
カスタマイズ | ||
ユーザーが設定可能なレイアウト | ||
カスタマイズ可能な色 | ||
カスタマイズ可能なフォント設定 | ||
カスタマイズ可能なタブとスペース | ||
ユーザー設定可能なオートコンプリート設定 |
注意点
海外製のツールの為か 日本語文字列に対応していないのが難点です。
対応していないと言っても スクリプトの実行にはなんら問題は無く、出力時に日本語文字列が文字化けしてしまうだけなのですが…
通常のScriptEditorとの同時使用が可能なので、日本語出力を確認したい場合は一緒に表示しておくと良いかと思います。
GUIにpysideを利用しているが故に起こる不具合かと思います…
だいぶ厄介なんですよね…日本語って…
ダウンロード
無償評価版が機能制限付きでダウンロード可能です。
有償版に切り替えるためにはライセンスを購入し、ツール側でアクティベートする必要があります。
価格は $65 (2017/12/27現在の日本円で 7361円くらい)
無償評価版は2タブまで使用可能らしいです。