Maya使いにオススメのAtomパッケージ - Maya関連パッケージ編
Mayaのスクリプト開発にAtom Editorを愛用しております。
Atomユーザーを増やすべく便利なパッケージ達を紹介していきたいと思います。
前回の記事では初期設定という名目で、Atomを使う上で必須となるであろうパッケージを紹介させていただきました。
今回は本題となるMaya関係のパッケージを紹介したいと思います。
language-mel
.melファイルに構文ハイライトを追加してくれるパッケージ language-mel
maya(atom-maya)
AtomからMayaコマンドを実行できるようにするパッケージ
ショートカットCtrl+Alt+R
(デフォルト)でMayaにpythonコマンドを送信できます。
AtomからMayaにコマンドを送るための設定
1.Atomにパッケージをインストール
まずはAtomにmaya(atom-maya)をインストールしましょう。
2.Mayaの設定
userSetup.pyに以下のコマンドを追記してください。
(起動時にコマンドポートの設定をするコマンド)
import maya.cmds as cmds cmds.commandPort(name=":7005", sourceType="python")
萌えるCG読本のks氏が詳しい設定方法をまとめてくださっていますので詳しくはそちらをご確認ください。
Maya多重起動の注意点
Mayaが既に開いている状態で新しくMayaを起動すると、新し起動した方のMayaにはコマンドが送信できません。
以下のスクリプトをShelfButton等で実行すると簡単にコマンド送信の設定ができます。(userSetup.pyの設定は消してください。)
1.ポートが開いていたら一旦閉じる
2.現在起動しているMaya用にポートを開く
といった感じのスクリプトです。
ショートカットをCtrl+Enter
に設定するとMayaのScriptEditorと同じ感覚でコマンドを送信することができます。
ショートカットの設定はキーマップに以下のように記述します。
'atom-workspace': 'ctrl-enter': 'maya:run'
Atomからコマンド送信時にエラーが起きる時の対処法
ポートが開かれていない
画像のように、画面上部中央に警告が出る場合、Maya側の設定が必要です。 項目の 2.Mayaの設定 を行うようにしてください
環境変数にPYTHONPATHが設定されていない
ポートを開いてもエラーメッセージが出る場合 環境変数パスが正しく設定されていない可能性があります
環境変数パスの設定からpythonのパスを設定するようにしてください。 (暇があったら記事に書きます。)
残念ながらMayaに送れるコマンドはpythonのみです...誰かmel版も作ってくれ~
(あと.pyにmayaコマンド書いたらハイライトしてくれるやつも...
とりあえずこんな感じで Atomの初期設定を済ませてしまいましょう。 次の記事では Atomを使う上で便利なパッケージを紹介したいと思います。